本日の工事はコンクリート製公共ます入れ替え工事を行いました。
コンクリート製の公共ますは近年地方自治体によっては補助金を出して塩ビマスへの交換を促進する地方自治体もあります。
理由としては以下のことが挙げられます。
老朽化が進み、近年予想以上の雨水侵入や木の根侵入による閉塞等が増加している。
上下水道課では下水道本管への汚水以外の雨水などの流入防止及び、快適な住環境の維持を目的に、
市民サービスの一環としてコンクリート製汚水桝から塩化ビニル製汚水桝への布設替を進めている。
弊社では、自社のバックホウを用いて既存の公共ますを取り壊します。
公共ますは道路の下水道本管と接続する重要な排水設備であるため、道路との接続管には配慮して施工する必要があります。
今回は帯を使用して地表もちあげました。このような重量なものを持ち上げるときは帯やチェーンなどを使用します。
新築物件の工事の為、仕上がり建物にゴミや汚れが飛ばぬように慎重に施工していきます。
また、画像のようにオレンジの土管が接続されていることがわかります。この管は現代では使用しておりません。
そのため、修復が困難ですので、壊わさぬように施工しなければなりません。
コンクリート製の公桝を撤去したので、今度は塩ビ製の公桝を設置する必要があります。
管底には木を敷き、また良質な砕石を敷いて塩ビ製の公桝を設置します。
そのため、公マスが動かぬように固定材を使用しました。
最後に、既存の本管に接続されている土管と塩ビ公桝を接続します。
材質の異なる管種を変換して接続できる特殊な材料を使用して塩ビと土管を接続しました。
これにて、公桝に流れる汚水をスムーズに下水道本管に流せます。
付帯工事として、公道が宅地に向かって幅員が広がることから(セットバック)ガス管が公道上に立ち上がってしまっていることから
宅地内に延長する工事を付帯工事としておこないました。
以上で、公桝を塩ビに入れ替えスマートな塩ビマスになりました。
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