小田原市板橋にて戸建て住宅のお客様より住居のリフォーム工事を承りました。
今回のリフォームは大きく分けて、2つに分かれます。
① 間取り変更リフォーム
② 床暖房リフォーム
間取り変更リフォーム
複数の部屋を大きな1つの部屋にしたり、
逆に一つの部屋を複数の部屋に分けるリフォーム
家族構成やライフスタイルの変化、住宅の老朽化をきっかけに行われることが多く、使い勝手を大きく向上させることができます。
一戸建てのための間取り変更リフォーム
【 戸建住宅4つの工法 】
木造軸組工法
日本で昔から行われている伝統的な工法で、数多くのリフォーム会社が対応でき、間取り変更リフォームをしやすいタイプです。
ツーバイフォー(2×4)工法
19世紀に北米で考え出された工法で、家を建てる材料のうち2インチ×4インチの部材が最も多く基本構造に使われていることから、「ツーバイフォー」と呼ばれ、壁で家を支える工法のため、耐震性の高さが特徴です。ただし、間取り変更リフォームを行う際は、ツーバイフォーのことをよく理解しているリフォーム会社を選定するのがポイントです。
鉄筋コンクリート(RC)工法
現場で鉄筋を網目状に組んだ後、型枠をはめ、コンクリート打設し、高い強度・防火性・耐久性を実現しています。柱と梁が家を支える「ラーメン構造」と、壁と床が支える「壁式構造」があり、ラーメン構造のほうが間仕切りを取り外すことができるため、間取り変更リフォームが容易とされています。
鉄骨工法
軽量鉄骨造は、主要な部材をあらかじめ工場で生産し、現場で組み立てる住宅メーカー独自の工法で、強度が高く、品質も優れています。ただし、間取り変更リフォームの難易度は高めです。
スケルトンリフォーム
天井や壁、床、キッチン・トイレなどの水まわりを一旦すべて取り払い、骨組み(スケルトン)だけにしてから間取りや内装を全面的に改修するのが「スケルトンリフォーム」といわれています。
一からつくり直す分、費用もかかりますが、新築する場合に比べれば、安く済みます。また、一緒に耐震補強工事を行えば、リフォーム後の安心感も高まります。
着 工 前
施工状況
仕上げ
完 成
間取り変更リフォーム成功のコツ
動線や空気の流れを意識する
間取り変更リフォームを成功させるためには、部屋の広さだけでなく、「生活動線」や「空気の流れ」を意識するようにしましょう。無駄なくスムーズに移動できる間取りになっていれば家事もしやすくなりますし、空気が流れやすいように開口部の位置を工夫すれば、部屋の中に臭いがこもることもなくなります。
採光や冷暖房の効率も考える
間取り変更リフォームで部屋の形を変える場合は、採光や冷暖房効率にも配慮することが大切です。
床暖房の特徴から種類を選ぶ!
温水式床暖房と電気式床暖房の2種類があります。
温水式床暖房の特徴
ガス・電気などを燃料とした熱源機(給湯暖房機)で温めた水を、床下に通したチューブから床板のパネルに循環させる方法です。
暖房を立ち上げてから暖まるまでが電気式に比べて速く、部屋全体を均一に暖められるのが特徴です。
リビングのような広い部屋でも複数の部屋でも、温水を作る熱源機が1台あれば全体を均一に暖めることが可能です。他の暖房器具を併用する必要がないので、電気代も節約できます。
※熱源機の定期的な点検や部品の交換といったメンテナンス費用がかかり、床下に温水チューブを通す配管施工、熱源機の設置など、工事にやや手間が掛かります。
電気式床暖房の特徴
床に電熱線や炭素繊維などの発熱体を組み込んだパネルを内蔵することで、発熱体からの熱で床を暖めます。割安な深夜電力を利用して蓄熱できるタイプもあります。
暖房を立ち上げてから適温になるまで温水式よりも時間が掛かり、電気線の結合部分で温度ムラが発生してしまう点が、温水式に比べると不便といえます。
一方、システムがシンプルで、温水式と違い熱源機の設置がいらないこともあり、工事費用が安く済むのがメリットです。設置した後も、定期的な機器メンテナンスの必要はほとんどありません。
広い場所や複数の部屋で使用したいのか、範囲を限定して暖めたいのか?
ランニングコストの節約をとるか、工事費用や工事期間を抑えてメンテナンスの手間を省くのか?
設置後の生活イメージを考慮して、判断する必要があります。