本日、小田原市前川の巡礼街道沿いにて給水管の取出し工事を行いました。
元日立の工場があった場所で現在は跡地にいくつもの建築物が建築されており、その中のダイハツ工場新築工事の給排水の引き込み工事を担当させていただいております。
弊社の担当する工事内容は、上下水道ともに道路に敷設されている本管から宅地内に取出し工事を行うというものです。
また、工事にともない道路掘削占用許可・水道局・下水道総務課・道路使用許可証など一式して申請業務も行っております。
本日は、巡礼街道を掘削して既設配水管φ350の本管から給水管φ50を取り出して、さらに40mmのメーターを設置したのち、
現在使用している仮設用配管と接続する業務を行います。
*着工前
インターロッキングや点字ブロック部分を壊して掘削していきます。
あらかじめ、カッターでコンクリート及びアスファルトを深さ20センチほど切削しているため、壊しやすくしてあります。
*アスファルト・コンクリート舗装取壊・積込
バックホウとエアーコンプレッサーの両使いでコンクリートを破壊していきます。もともとこのエリアでは一昔前は1段道路が低かったらしく現在は以前の道路・歩道の上に新たに舗装したとのことです。つまり、コンクリートの厚さも2重分の厚みがありました。
*穿孔状況
本管は予定通りのCIPφ350でした。この本管からHPPEφ50を取り出します。
極太の本管の為、バンドを設置するのも非常に大変な大きさでした。その後圧力をかけて漏れがないことをチェックした後、穿孔機にて穿孔していきます。
本管に穴をあける作業です。
*切片状況
画像が本管を先行した後に出た、本管の切りカスです。内面に錆がついていることが分かります。
*フランジサポート設置
本管から分岐させるために穿孔を行いまして、宅地に向かってHPPEという管で配管するのですが、その際にフランジという部材を使用します。
地震などの地盤変化に備えてフランジが外れぬようにフランジサポートを使用し、強固に締め付けます。
*配管状況
取出し終了後は宅地に向かってHPPEφ50にて配管をしました。一般宅の止水栓が今回の大型商業施設では仕切弁となります。画像の通りかなり大きなサイズのものです。
お客様の要望通りの位置を狙ってド芯めがけて配管しました。
*メーター設置
新規メーターの設置は40mmです。メーターも大きいサイズのためメーター周りの配管が管種・口径など通常の一般宅と大きく異なります。
バルブが2つありメーターボックスも大変大きいです。
*仮復旧
最後に規定に沿った砕石や工法に則り施工を施しました。地盤沈下などなきようしっかりと転圧をしました。
また、最後にもともとあった点字ブロックも原状復旧し、以前同様の歩道に仕上げました。
巡礼街道は大変通行量があり今回の工事で大変多くの方にご不便おかけしました。
また、多くの方にご理解いただきありがとうございました。
ダイハツ工場新築工事に至っては、残り下水道取出し工事があり、この残工事についても道路の占用掘削があります。
引き続き、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
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